スラッシュ君
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第30回

<フランス人にも突然だったジャンプ『ヒカルの碁』の連載終了>

  DVDが発売になるということで、久々に『ヒカルの碁』90分スペシャルが2004年の正月に放送された。『ヒカルの碁』といえば、ゴールデンウィークの少し前の4月28日、フランス人から世にも悲痛なメールが届いた。

フランス人(以下「フ」)「ギャーッ! ジャンプ22・23合併号の第189局が連載最終話だって聞いたんですけど、ほ、本当ですかぁ(叫)?!」。 

  私もフランス人も単行本派なので、そんなことになっているとは露知らず、とりあえず本誌を確認にセブンイレブンへと走った(注1)。

  確かに最終話だった。それなりに満足のいくエンディングだったし、連載中止の理由はさておき、佐為ファンのワシらにとって、突然の終了はかなり辛かった。ヒカルの前から忽然と消えた佐為だったが、どうせまたいつか、ひょっこり現れるだろうとたかをくくっていたからだ。

  スピンオフで『佐為の碁』を書いてくれればいいのにと嘆くフランス人に、スラッシュ君は娘といくつかパロディーを考えて慰めてやった(注2)。

  ところでフランス人はどうやってジャンプ発売日に(内容も含めて)連載終了のニュースを知ったのだろうか?

フ「フランス人のマンガファンが集まるインターネットサイトの掲示板で知りました。多分、アジア系のマンガMLから連載終了を知ったフランス人ファンが、書き込んだんだと思います」

  マンガヴァースという名のそのフランスマンガサイトは3年前くらいにフランスの一女性マンガファンが立ち上げたそうだ。今は協力者も増え、国内では最大級のマンガファンサイトになっているという。

スラッシュ君(以下「ス」)「フランス人が協力し合っているの? それは珍し〜い」
フ「確かにね(苦笑)」


  参加しているファンの男女比はほぼ半々。ファンによるレビュー、あらすじ紹介はもちろんのこと、近々フランス語版が出ることになっている日本マンガ作品一覧などのページなどもあったりして(注3)、なかなかに便利なサイトだ。

  『ヒカルの碁』は最初、多くの日本の人気マンガ同様、ファンの違法スキャンによるネット紹介でフランス人に知られ始めた。が、すぐに正式な翻訳版が出て、スキャン版の紹介は今では中止されている。現在は7巻まで出版されているそうだ(アニメのDVDも2004年に発売予定)。コアなフランス人ファンはフランス語版の出版が待ちきれず、日本語版を入手して読んでいたから、突然の連載終了はかなりのショックだったようだ。

フ「あのラストで良かったというファンもいれば、突然の終了は許せないと怒り出す人もいて、しばらくは喧々囂々の議論が続いていました」

  日本でももちろん連載終了はショックキングな事件だった。ヒカルの碁ファンの女性は真面目で活字に強い人が多く、毎回のストーリーを精緻に分析した優れたサイトも多かった。連載終了の理由をあれこれ邪推したり、再開嘆願の署名運動が行われたりもした。単行本の後書きで「初めてジャンプ編集部に連載再開の嘆願ハガキを出した」と書いていたやおい漫画家さんもいたっけ。


<少年モノを女性作家が書き、女性読者が読む理由>

フ「私がこの作品が好きなのは、友だちとの関係がリアルに描かれていた点です。最初、ヒカルは、この年頃の男の子が取る典型的な行動なんですが、女友達(藤崎あかり)のことを、女だからという理由だけで邪魔もの扱いします。でも成長するに従い、あかりに思いやりのある対応をするようになってくる。読んでいて、『ああ、そういうことって現実でもよくあるな』って思える表現がいっぱいあるんです。数あるファンタジーの中でハリー・ポッターが人気なのも、友人との関係がリアルに等身大に描けているからじゃないでしょうか」

ス「なるほどね。スラッシュ君は最初、自分勝手で愚かな現代っ子のヒカルに泣かされる優等生の塔谷アキラ君の涙に、次に、努力と苦労の末、失うもの(佐為)、得られない(韓国戦での勝利)ものの価値に気づき、涙するヒカルに萌えたよ」

  『ヒカルの碁』は最初の設定が現実離れしている(本因坊秀策にも憑依したことがある平安時代の天才棋士が普通の小学生に乗り移る)ので、それ以外の設定はかなりリアルだった。人間離れした必殺技や最強秘密兵器のような飛び道具が出ることもなく、キャラクターの心理が深く描かれた成長ドラマだったのだ。そこが女性の、特に腐女子のハートをつかんだのだろう。

ス「心理描写がリアルだったのは、原作が女性(ほったゆみ)だったっていうのもあるのかもしれないね。男の子はすぐ安易な超人パワーに頼るけど、女性読者にはそれがちょっと幼く感じちゃうじゃない。男の子みたいに必殺技とかを無邪気に楽しめないんだよね」

  スラッシュ君はふと、小学生の娘が夢中で読んでいた『DIVE!!』(注4)という児童・YA文学を思い出した。森絵都という女性作家が描く、飛び込みに青春を懸ける少年たちのスポーツ根性ドラマなのだが、描写がいかにも「今どきの男の子」という感じで、読んでいてとても気持ちがいいのだ。

  普通の中学生・高校生の生活を犠牲にし(ゲーセン通いや女の子とのデートを諦め、食べ盛りの時期にマックでブラックコーヒーだけを注文する毎日)、辛い練習に耐え、勝負の世界の非情さに涙する。さらに大人たちからの政治的思惑にも振り回され、少年たちは悩み苦しむ(注5)。この辺が腐女子ショタマインドを刺激するのだが、多かれ少なかれ、今の女の子たちも何かを得るために何かを犠牲にして、大人たちに優劣をつけられる日常を生きている。だからこそ男の子が主人公の話でも女の子が読んで感動するのだろう。

  そして不思議なことに『DIVE!!』がすごく好き、というのは男の子よりも女の子のほうが多いように思われるのだ(女の子のほうが多少マセているとしても)。

ス「多分、男の子は『DIVE!!』のような等身大の男の子たちが主人公の話って、身につまされて能天気に楽しめないんじゃないかな。同じように自分も努力しないといけないのかよって説教がましく感じたり、優れた成果を発揮する選手たちに嫉妬したりして(注6)。その点、女の子は主人公が男の子だと、現実の自分とあまり比べないですむから、素直に感動できるのかもね」

  男の子が超能力やロボット兵器などの反則技を使うスーパー・ヒーローを好むのも、「努力しなさいプレッシャー」から逃れて(スーパーヒーローはラッキーなだけだから)、気軽に楽しめるからなのかもしれない。

  昔、女の子向けの「魔女っ子」マンガが流行ったのと同じ理屈だ。ただ女の子のほうがちょっとだけシラけるのが早く、リアル志向に早くたどりついたのだろう。

  そのせいだろうかスラッシュ君の娘はほとんど少女マンガを読まない。アニメでもラブシーンになると「ありがち〜」と一蹴し、コロコロやジャンプコミックス一辺倒だ(後者が決してレベルが高いとは言えないのだが)。男兄弟がいるのでジャンプを読むという女の子は昔からいたが、近頃では一人っ子なのに漫画は少年漫画しか読まない女の子、連載漫画雑誌はジャンプしか買わない大人の女の人、が増えてきた。

  アニメも同じだ。娘が今シーズン気に入っているアニメ番組は『ONE−PIECE』『NARUTO』『ボボボーボ・ボーボボ』『PAPUWA(注7)』『鋼の錬金術師』『金色のガッシュベル!!』。これに対してスラッシュ君のほうは、『PEACE MAKER 鐵』『Gungrave』『Gunslinger Girl(注8)』『Battle Programmer Shirase(注9)』『クロマティー高校』。どれもみ〜んな少年向け・男性向け漫画が原作でメインキャラは男につぐ男だ。

  少女漫画に出てくる花を背負った王子様キャラより、レディースコミックスに出てくる完璧すぎる三高男より、少年・青年漫画に出てくる欠点だらけの主人公のほうが身近で読んでいて断然楽しい。結果、多くの女の子たちが年齢に関係なく少年漫画や青年漫画のほうに流れてしまっている。

  そしてなぜかラブコメ以外の少年・青年漫画は腐女子が喜ぶ構造になっている。

  少年漫画の主人公は男性読者に憎まれないよう、たいていは恋愛運にめぐまれない。NARUTOのサクラはサスケ君が好きだし、スラムダンクの赤木晴子は流川にあこがれている。ところがサスケや流川は女の子には目もくれずひたすら主人公と競い合っている(頭文字Dの拓海君だけは例外だが、ヒロインのなつきは援助交際もしているので純愛からは程遠く、結局は高橋兄との関係のほうが遙かにマジだったりする)。

フ「どの話でも最後は、男同士のライバル関係のほうが重要、ということになる。それってまさにヤオイファンの思う壷ですよね〜」
 
  男性漫画好きな女性読者の増加を受けて、最近のやおい漫画は今までにも増して、甘さを排除した男臭い作品が増えてきた。キラキラしていない、渋〜い漫画を書いても編集がダメ出ししなくなってきたのだ。

  昨年衝撃の初コミックで「やおい=美少年漫画」という既成概念を徹底的に破壊した西田東の『奪う男』(主人公はくたびれたリーマンで絵も下手うま系)、光彩書房のマッチョ系ヤオイアンソロジー雑誌『筋肉男』の常連作家(道場主の長男が家業が嫌で逃げ出す堀井甚五郎の『恋も2度目だぜ』、停職にあった刑事が墜ちていく松崎司 の『Bespoke』)、後ろ暗いところがある判事、弁護士、政治家、SPたちのピカレスクな世界を描く作品(みさと美夕稀の『判事殿の恋愛事情』、本間アキラの『裁かれし者』、神楽坂はん子の『そんな場合じゃないだろう』、石田育江の『デオドラント』、月原繭里の『ライフウィズユー』、紅井採乃の『きみは僕に愛を突き刺す 新章』)、うらぶれた元同心とその情報屋の時代劇、直野儚羅の『欲しがりな君と不束な僕』、寮住まいのむさ苦しい男子学生の日常を描く宮本佳野の『MOONY 桜花寮トリロジ』や高井戸あけみの『ブレックファースト・クラブ』には、ゴージャズでパーフェクトな攻め、花を背負っているような麗しい受けが全く出てこない。ルーザーやくたびれたサラリーマン、奥さんに逃げられたダメオヤジばっかりだ。

フ「私は長年やおい漫画を読んできました。今でもかわいい絵柄のやおい漫画が好きですけど、なぜだか、ここ最近急速に、デカイ男とかマッチョなオヤジとかに惹かれるようになってしまいましたよ」

  キャラの美しさ・カッコ良さでごまかせない分、こういう渋い作品は描写がリアル(専門的)で人間ドラマの部分がしっかりできている。だから読み終わった後の感動が深い。通俗的なイイ男が出てこないのにこの感動は何だ? ったく、してやられたなぁ、と作者にねじ伏せられる快感がたまらないのだ。
 
  おかげでアメリカTVドラマのほうもつい男臭いドラマを見がちで、囚人ドラマの『OZ』が終わった今のシーズンは、禿げオヤジ悪徳刑事が活躍する『ザ・シールド』(注10)が楽しくて楽しくて仕方がなかったりする。


<大きいお友だちは開き直れるけれど>

  逆にフリフリ服をまとう、ちょっとドジで勝ち気なヒロインが活躍する『クロノクルセイド』や『一騎当千』などは、今や男性視聴者向けアニメだ。紙使い三姉妹が主役のアニメ『R.O.D-THE TV-』の1回目など、ほとんど女性キャラしか出てこない。たまに男が出てもケチな犯人役だったりして、作り手の情熱がこれっぽっちも感じられない。

  ちっちゃくてラブリーな女の子たち4人が「人間になりたい!」と1年間修行するアニメ『瓶詰妖精』も、男キャラというと最後に気の抜けたビールのようなコメントを発するヌボ〜ッとした青年だけだ。キャラデザは篤見唯子という女性漫画家だが、家人は「え〜男じゃないの?」とずっと疑っていた。

  こういった深夜アニメは華やかな絵柄だけ見ていると本当に少女漫画と区別がつかない。スラッシュ君はまんだらけ中野店2階の同人誌売り場の廊下に立っていると時々錯覚してしまう。力強いマッチョ男が表紙の同人誌がウィンドーを飾る店舗と、かわいいメイドさんが表紙で踊る同人誌の店舗、いったいどっちが女性向けでどっちが男性向けだったかな? と……。

  確かに今や、やおい漫画家より、男性ロリコン漫画家のほうがフリフリドレスを描く機会に圧倒的に恵まれている。河あきら、峰倉かずやみたいな名前の女性漫画家がいるように、そのうち女の変名を使いラブリーな絵を描く男性漫画家も出てくるかもしれない。

  と、ここまで書いてきて、

  腐女子には……むさいオヤジの渋いやおいマンガ
  女の子には……男の子がけなげに頑張る少年マンガ
  大きいお友だちには……元気な女の子たちが活躍する深夜アニメ

  とそれぞれ楽しめる作品市場が用意されているのに対して、「男の子」には、一体、何があるのかな? という疑問が浮かんだ。

  そう。男の子たちには今、そういった逆ジェンダーエンターテイメント作品がまったく用意されていないのだ。

  小学生の作文を集めたある本の中で、現職の小学校の先生でもある作者がこう嘆いていた。

  女の子は大人しければ、『おしとやかでイイ子だ』と褒められ、元気で男勝りだと、これまた『勝ち気でイイ子だ』と褒められる。なのに、男の子はいつも『騒ぐな、暴れるな、規則を守れ』と怒られてばかりいる。だから毎日、ものすごくストレスをためているんだ、と。

  男の子だって内心、「ドジでも元気でめげない女の子が脳天気に活躍するマンガ」を読んで憂さ晴らしをしたいに違いない。だが、今の社会はまだ、「男の子が女の子のマンガを読むなんて」といぶかる意識が強い。大きなお友達のように開き直って深夜アニメを見る自由は与えられていないのだ。それなのにすぐ社会は少年たちを「キレやすい」などと批判する。たまったもんじゃない。

  優れた男性児童文学者には、これからは是非、女の子が活躍する男の子向けジュブナイル小説をどんどん書いてほしい。そして大手漫画出版社には、男の子でも手に取りやすい少女漫画を出してほしいと思う。

  今一番かわいそうなのは日本の男の子かもしれないからだ。

(次号へ続く)

注1)最初は駅前の本屋に行ったのだが、発売日を少しでも逃すと店頭からは姿を消してしまう。売れてしまったのかもしれないとガッカリしていると、セブンイレブンでかなり状態の悪い、読みつくされたジャンプを発見。コンビニは店員がうるさくチェックに来ないし、シュリンクパックはされてないし、立ち読みし放題。これじゃ本屋が廃れるわけだよなあ。(

注2)その1……佐為は緒方十段に取り憑き、桑原本因坊と対決する。緒方が古いことにやたらと詳しいので桑原は不審がるが、お迎えが近いので、緒方に取り憑いた佐為を見抜いてしまう。やがて桑原は何喰わぬ顔で佐為と直接、話込み始め、無視された緒方は拗ねて怒り出す。

その2……塔谷アキラに取り憑く。佐為からヒカルが当初やたらと強かった理由を教えてもらい、長年の謎が解けて感謝する。が、ヒカルと違って出来がイイ塔谷は、もう用無しとばかりに佐為に、「どうか黙っていてくれますか。僕は一人で戦えますから」と冷たく言い放ち、佐為をガッカリさせる。

その3……伊角さん!(女性はみんな伊角ファン。フランス人は筒井さんも好きなんだそうだ)に取り憑く。優柔不断の伊角は中国の強豪との戦いで、「佐為に頼ってしまえ」という悪魔の声と、「いや自分一人の実力で戦うのだ」という天使の声の間で悩み苦しむ。(

注3)島本和彦先生の『燃えよ!ペン』が載っていたのはウレシイが(『燃えよ!ペン』をフランス語では"La plume de feu"って言うのか。もっともこのサイトで使われている表紙画像は『吼えろ!ペン』のほうだが……)、『一騎当千』("Ikkito^sen")が載っていたのはちょっとな(汗)……。

  スラッシュ君には、『一騎当千』の南陽学院四天王、楽就の制服の袖がどうしてもカワイイ、フレンチスリーブに見えて仕方ない(マッチョマンな楽就の極太腕だと袖が拡がってしまう。それにしても楽就には、ウールベスト着用の南陽学院のオシャレな制服はかなり違和感がある)。で、この機会にフランス人は裾が拡がった袖を「フレンチスリーブ」というのかどうか聞いてみた。

  当然のことながらフレンチキスもフレンチフライもフレンチドレッシングもフランスでは言わないんだそうだ。

フ「"(take) French leave"(=中途退出・無断欠勤(する)。フランスでは昔、召使いや招待客が主人にあいさつをしないで帰る習慣があったと言われている)も、こっちじゃ"filer a` l'anglaise"(=イギリス風退出)って言うんだよ〜」

  日韓の間にも複雑なものがあるが、英仏の間にもなかなかなものがありそうだ。(

注4)講談社刊。全4巻。同じく小中学生女子に大人気の野球スポ根小説、『バッテリー』(現在5巻まで。教育画劇刊)の作者も女性(あさのあつこ)だ。1巻の帯の文句(「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい……(中略)……関係ないこと全部すてて、俺の球だけを見ろよ。」)を見た家人は「君らの本かと思った」と。

  団体競技である野球を描いているので、『DIVE!!』に比べると、若干従来のスポ根ものに近い。ヒカ碁(個人競技)と『スラムダンク』(バスケ=団体競技)の関係に似てる。もちろん個人競技のほうが女の子には入り込みやすい。逆に団体競技のほうが「男の未知の世界」っていう神秘性が強まる。そのせいか同人誌ネタには『スラムダンク』のほうが適しているようである。(

注5)ワイルドなダイバー飛沫(しぶき)は腰の故障に泣き、故郷に逃げ帰り、ガールフレンドとのセックスに明け暮れる。なんだかんだ言って美奈さんにやらせてもらえなかった飛馬とは隔絶の観がある……。(

注6)スラッシュ君も小学生のとき、親がやたらと「カワイイ!」と喜んでいたカルピスのCM(幼い女の子=中原ひとみの娘が冷蔵庫からカルピスを出してくるやつ)が大嫌いだった。じゃあ、あんたが図太く育てた娘は失敗作だったのか? と聞いてやりたい気分になった。子どもの頃のスラッシュ君には、子役の舌足らずのしゃべり方が大人に媚を売っているように感じた。同じ子どもとして、どうしても許せなかったのだ。(

注7) 第13話「限界ギリギリ?!男潮ビーチバレーボール大会」(12月23日放送予定)の予告を見た家人は「ああ、この番組もそっち系だったのか」と今さらながらに気づいていた。(

注8)わざわざ扱いが難しい思春期の女の子たちを手術、条件付けし、最強のスナイパーに育て上げるという話なので、本来は男性向けアニメなんだが、訓練役の男性がみなスラッシュ君好みの「後ろ暗いオヤジ」なので、まんまと腐女子向けアニメになってしまった。(

注9)これもむさ苦しい天才プログラマーが小学生の自分の姪に慕われるという危ない話なので男性向けアニメのはずなのだが、毎回シラセに助けてくれと頼みに来る秋月さんのペーソス溢れる低姿勢がいじましく、これまた腐女子仕様になってしまっている。(

注10)AXNチャンネルでシーズン2まで放送されているエミー賞受賞の警察ドラマ。アメリカの暗部を描いたバイオレンスあふれる過激なドラマだがケーブルだから許される(FOXの系列ケーブル局のFXで放送。FXの視聴率向上に著しく貢献した)。主役のヴィックは自閉症の息子がいて妻には別居されたが、政界への意欲を剥き出しにしているヒスパニック系の署長アセベダとおバカだが犬のように慕う従順な部下ショーンからはメチャメチャ愛されている。(

[文:スラッシュ君 040106]

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